キーワード 阿部 由羅

法律・制度

人材紹介契約を締結する際の注意点は?主要な条項・職業安定法上の留意事項を弁護士が解説

転職エージェント(人材紹介会社)は、求人を行うクライアント企業との間で「人材紹介契約」を締結します。 転職エージェントが人材紹介契約を締結する際には、自社にとって不利な条項が含まれていないかを確認し、不適切な条項については修正を求めることが大切です。 また、人材紹介契約の条文を作成するに当たっては、職業安定法上の規制を踏まえた内容としなければなりません。 今回は、人材紹介契約の主要な条項や、職業安定法上の留意事項など、転職エージェントの立場から注意すべき事柄をまとめました。

法律・制度

転職希望者を勧誘する誇大広告は法律違反の可能性も 注意すべき表現は?

人材紹介会社は、クライアント企業の求人広告を、自社運営のメディアやメールなどで無数に配信しています。 また、転職希望者の登録を募集する際には、新聞・テレビ・ウェブメディアなどに広告を掲載するケースもあるでしょう。 広告である以上、一定の脚色がなされることは仕方がありませんが、あまりにも実態とかけ離れた誇大広告は、景品表示法違反に該当する可能性があるので注意が必要です。 今回は、景品表示法の広告規制との関係で、人材紹介会社が注意すべき誇大広告の表現などについてまとめました。

キャリア

退職することは会社にいつ言うべき?転職活動時の注意点を弁護士が解説

「退職することを言い出しづらい」 「いつ上司に退職を伝えればよいのかわからない」 転職をする際には、今勤めている会社に退職する旨を伝えなければなりません。 後ろ向きな話をするのが億劫になる気持ちもわかりますが、いつかは退職を伝える必要があります。 それでは、具体的にいつ会社に退職を伝えればよいのでしょうか? 退職通知のタイミングに関する民法のルールはあるものの、それ以外にも様々な事情を考慮して判断しなければなりません。

キャリア

【弁護士が解説】裁量労働制は残業代を貰えないって本当?計算方法は?

労働基準法で認められている「裁量労働制」には3種類が存在し、それぞれ採用できる職種や残業代計算の考え方が異なります。 裁量労働制が採用されている職種に応募する際には、労働基準法のルールを踏まえたうえで、適正な求人条件が設定されているかどうかを見極めましょう。 今回は、3つの裁量労働制の概要・職種・残業代に関する考え方などをまとめました。

キャリア

労働法違反のブラック企業に要注意!よくある問題点・見分けるポイント

ブラック企業に転職してしまうと、転職前よりもワークライフバランスが悪化し、精神的にも肉体的にも疲弊してしまいます。 転職を決める前の段階でブラック企業を見極めるためには、どのようなポイントに注意すべきなのでしょうか? 今回は、ブラック企業を見分けるためのポイントを、労働法の観点から弁護士が解説します。

キャリア

派遣社員か、エージェント仲介で転職か?給与・キャリア形成を弁護士が比較

転職を目指す際には、人材派遣会社に登録する(派遣社員として働く)、または人材紹介会社(転職エージェント)にポジションを紹介してもらうという2つの選択肢が有力になります。 両者は雇用形態や法制度が異なるため、給与の仕組みやキャリア形成のしやすさにも、自ずから違いが生じます。 ご自身の希望や状況に応じて、メリットの大きい方を選択し、より良い形で転職を成功させてください。

法律・制度

人材紹介会社が「就職お祝い金」を支払うことは禁止!職業安定法指針の変更点を弁護士が解説

2021年4月1日の職業安定法改正により、人材紹介会社(転職エージェント)が、内定・就職の際に「就職お祝い金」を支給することが原則禁止となりました。もし指針に違反して「就職お祝い金」を支給した場合、厚生労働大臣による指導および助言を受ける可能性があります。

キャリア

「限定正社員」とは?多様な働き方を知り、転職の選択肢を広げよう

限定正社員とは? 限定正社員とは、通常の正社員に比べて、以下のいずれかまたは複数の労働内容・条件が限定された正社員を意味します。近年の働き方改革推進の流れの中で、「限定正社員」は多様な働き方の一つとして厚生労働省が推進しており、各企業も積極的に導入を進めています。