資格はなぜ必要なのか ”転職”に翻弄された世代の女性として今、感じること
1990年代が幕を開けたあの頃に、資格の重要性が分かっている高校生なんてどれほど居たのだろうか。 少なくとも私は分かっていなかった。むしろ、「資格なんて取るだけ無駄だ」と、バッサリ切り捨てていたほどだ。 分かっていなくて当たり前だ。まだ16歳やそこらで一生を見据えた選択などできるはずがない。 それなのに、選択科目は何を取るのか。文系と理系どちらのコースに進むのか、国公立大受験クラスに入るのか、それとも私大受験に絞るのか、一般受験対策をするか、推薦を狙っていくのか。