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駐在員のリアルってどんな感じ?3年住んでもドイツ語が話せない理由

海外で働きたいけど、海外就職はハードルが高い……。 そんな人が一度は考えるであろう選択肢が、「駐在員」だ。 日本の企業に所属しながら海外拠点で働く駐在員であれば、海外移住の手配は所属企業がしてくれるし、基本的に期間限定だから人生設計もしやすい。 海外志向の人にとって、駐在員という働き方はまさに理想的だろう。 とはいえ、「駐在員って実際どうなんだろう?」と、ピンとこない人も多いのではないだろうか。 というわけで今回は、ドイツ在住のわたしが、現地の駐在員の方たちから聞いた話を紹介していきたい。

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フルリモートで本当に大丈夫?就職・転職前に確認すべきこと

働き方改革が進み、働き方の多様性を求める声は日々大きくなっている。 とくにここ数年はコロナ禍の影響でリモートワークの導入が進み、結果的に柔軟な働き方が広がったといえるだろう。 そんな時勢を踏まえ、「フルリモートOK!」なんて求人を目にすることも増えてきた。 転職を考える際、フルリモートはかなり魅力的だ。 企業の所在地を気にせずに応募できるから就職先の選択肢が増えるし、現在リモートワークであれば、ライフスタイルを変えずにそのまま働くことができる。 でもフルリモートって、実際どうなんだろう? わたしは海外在住フリーランスとして完全リモートワークで働いているが、メリットが大きい反面、やっぱりむずかしいなぁ~と思う部分もある。

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会社を辞めるのは、実は怖くない

転職についての話を伺うと、少なくない数の転職未経験の方が「転職をしたいと思うことはあるが、怖くて踏ん切りがつかない」と語ります。 しかし、転職をすでに複数回している人に聞くと、「転職は面倒だけど、怖くはない。時間を無駄にするほうが怖い」と真逆のことを言うのです。 また、よく観察をすると、「転職」に限らず、仕事の中の様々な状況において、新しい経験に恐怖を強く感じる人と、そうでない人がいることもわかります。 いったいなぜ、このような差異が生じるのでしょう。

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転職は上手くいったのだろうか 私が出会った30代半ばで事業を潰したおじさんの話

20歳の私が初めて一人で乗った国際線のフライトは、大韓航空だった。 日本からロンドンへ向かう格安フライトの中でも、ソウル経由便が一番安かったからだ。 当時は記録的な円高水準の影響もあり、気軽に海外へ出かける日本人は今よりも遥かに多く、私が乗った便の乗客もほとんどが日本人だった。 そのため、機内のアナウンスは日本語でも流れ、韓国人キャビンアテンダントたちも日本語で接客してくれる。

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コンサルティング会社で、若くしてマネジャーになっていた人はどんな人だったか

仕事ができる人はどんな人か、という話は巷に溢れています。 しかし、「できる」という評価は、絶対的なものではありません。 スタートアップでエース級の人材だった人が、大企業に籍を移した瞬間に、平凡なパフォーマンスしかあげることができなくなった、などという話は、枚挙にいとまがありません。 仕事は入試などと異なり、純粋な個人の力ではなく、組織の一員としての力が問われるからです。 そこが仕事の面白いところであり、怖いところでもあります。

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好きを仕事にすると続かない?離職理由から考える労働条件の大切さ

「本当にやりたいことはこれじゃない。自分にはもっと合う仕事があるはずだ。好きなこと、夢中になれることを仕事にしよう!」 こう考えて転職に踏み切る人は多い。 前職ではできなかった好きなことを仕事にして、今度こそ楽しく働きたい……そう思うのだ。 その気持ちはよくわかる。 わたし自身、文章を書くのが好きでライターをやっているから。 でもいざ職を選ぶときに一番大切なのはきっと、「好きかどうか」ではない。 もちろんそれも大切だけど、長期的に働けるかどうかは、結局のところ「適した条件かどうか」で決まるのだ。

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破産しても転職に失敗しても、人生は続く ある”コンサルタント”のしくじり人生

土佐の高知は桜の開花が早い。3月は花見と酒のシーズンである。 別に花が咲いていなくても高知県民は年じゅう鯨飲しているが、春には街の中心部で土佐の「おきゃく」(土佐弁で宴会を表す言葉)という大がかりなイベントまで開催し、観光客をもてなしつつ自分達も昼間から飲んだくれている。 高知県出身の漫画家・西原理恵子の表現を借りると、土佐の「おきゃく」は始まったら最後、男女共に長時間飲まなければならず、2次会、3次会、反省会まであるタチの悪い酒宴なのだ。

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大企業から中小・ベンチャー・スタートアップに転職した人が気を付けなければならないこと

待遇の良さから、入社を希望する人が多い大手企業。 しかし、大手であっても、様々な理由で離職する人がいます。 例えば、「大きな組織の歯車である感覚がいやだった」という人もいれば、 「仕事が合わなかった」「出世できそうになかった」という人もいるでしょう。 中には「ルールやしがらみが多すぎて、自分のやりたいことができなかった」 という人も居ます。

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やめていく人を冷遇しても、何一ついいことはない

「やめていく人を冷遇する会社」というのは、実は珍しくない。 例えば、かつて私がコンサルタントとして訪問していた中堅企業のオーナー経営者は、基本的には良い人だったのだが、辞めていく人には冷たかった。 ある時、こんなことがあった。 人事評価の時期が近づき、その経営者は、ボーナスの額について、私に教えてくれた。 トップだったのは、3か月ほど前に「彼は技術力がすごい、とても優秀だ」という評価だった人物だ。

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コンサルティング会社で習った、「課題に気づかせる話術」について。

かつて私は、コンサルティング会社に在籍し、様々な企業の経営課題について、経営者にお話をきいていました。 経営課題を聞き、その解決のための手助けをするのが、我々の仕事だったからです。 では、現場でコンサルタントは、どのように経営者に「経営課題」について、話を聞いているのでしょう。 例えば、以下のやり取りを見てください。 いかにもな感じですが、現実的には、下のようなやり取りは、まずありえません。 どのあたりが、まずありえない、のでしょうか。